テスのロジック
下記に記述する文言は、私が作成したものではありません。その霊の名はテス。
すでにこの地球上から肉体を脱ぎ捨てた女性。愛を多く持っていた女性の霊。
1024年にこの地表から姿を消した者。私はそれを確認するは出来ませんが、
二回、地球での生活をしていた女性。彼女の言葉を紹介させて頂きます。
「想いとして脳裏をよぎったものを見ないようにする事は不可能。」
「大人というものに見られたい者は、人間の品性をランク付けする。」
「自分だけで生きれていると思っている男性は一人も居ない。誰かと直接的な
関係性を築いていない場合でも、ライバルや異性を意識する事で励みにして生きている。」
「<自分>という興奮があるうちに、覚悟(潔さ)を決めてしまうと、
会いたかったと思える人を自分の心のうちに見つけてしまう。」
「自暴を自分で棄てた時、甲斐性者を羨むだろう。
神は暴れ出したくなる衝動を夢見ている。」
「危ないと思ったら、人を呼べ。神は起きていいものとして、
声は掛けないままでいる。」
〜 郷愁を見返さない者、テスより 〜
原初からそうだったこと。
一なる意識。
全ての観点は、一なる意識。
もとはと言えば、一なる意識。
あらゆる意見は、そのように感じる事を許されていた。
原初からの息吹は、隈なく意識の隙間を見つけてゆく川のように。
乾きに彷徨う側と正義に立つ側、その双方とも一なる意識がそうしたかった事のように。
一体、この世の誰が、
私がしたかった一切を一人でこなしてくれるだろう。
だから、私は悪戯と反省をそれぞれの同胞に託した。
今日は、誰が悪戯をするだろう。今日は誰が反省を促すだろう。
どちらも私の信ずるところ。どちらも私が相槌を打つところ。
そして、どちらの話も信じないという輩さえも私は在っていい。
私は怒らせる事だけをしたかったのではない。
私は知っている。または知らない振りも出来るだろう。
以前の遊びは悪戯だった者でさえ、向こうに自分を見る日がある事を。
否定のない一なる意識。そして、あらゆる指摘を見つける意識。